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高森明勅
2020.11.12 06:00皇統問題

悠仁殿下を言い訳に先延ばし?

政府・自民党関係者の中に驚くべき無知が、
いつの間にか根付いてしまっているのか。

今の制度では皇位継承順位が第2位とされている秋篠宮家のご長男、
悠仁親王殿下がまだお若い(これは事実)ので、皇位の安定継承を巡る検討は
急ぐ必要が無い(これは全く間違い!)、と考えているとか。

もし、それを本気で信じているなら、底なしの無知。事実を知った上で、
ひたすら保身のみを考えて、先延ばしを画策する為に、あろうことか、
悠仁殿下を敢えて「言い訳」に利用しているなら、
皇室と国民に対する許し難い裏切りだ。

何より悠仁殿下ご本人に、苛酷この上ないご生涯を強いる結果になる。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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